少林寺拳法は技の型がたくさんあって、覚えることが沢山あります。
頭では解っていても身体が上手く動かない。ずーっともどかしさを感じています。
繰り返しやって修正し、自分自身で何かのキッカケをつかみながら「そうそう、その位置!」とか言ってもらって覚えていきます。
その時は出来るようになっても次の練習の時に、「やってみて下さい」と言われてやってみると「あれ?」って感じでこの前みたいに出来ない。
気持ちがへこみます。
しかし面白いと感じたことが2つあります!
戦っている様な感覚
二人一組で突き蹴り、受け払いを交互にやる練習の時に、一つの技をやるのではなく、○○拳第〇系を交互に流れの中でやると、戦っている様な感覚になります。
具体的に言うと、天地拳第1系という戦いの流があって、一人でやると全部で8動作あるわけですが、
前半の4動作を片方がやり後半の4動作を相方がやると、組手の動作になり戦っている感覚になるんです!!
これが新鮮でした。
ただ技の型を教えてもらいながら一人でやって覚えるとか、相対で一つの技をやりあうといった練習では覚えることに必死で、なんだか味気ない感じがしていたんですが。
へたくそのくせに偉そうなことを感じて大変恐縮ですが感じていました。
胸ぐらをつかまれた時
柔法というものがあって、腕や服をつかまれた時に払う技や解く技があります。
「胸ぐらをつかまれた時にどうすればいいんですか?」って質問してみたんです。
掴んだ手を捻りながら解く技を教えてくださいました。そして相手の力を利用して掴んだ手を解いてからその手を締めあげる技があり、「これは使える!」って感じてワクワクしましたよ。
胸ぐらをつかまれて劣勢に立っているように周りは見えますが、実は相手を制圧出来るんです。
掴まれた時に「すいません、すいません」って言いながら、実はしたたかに相手の腕を解いて逆に締め上げるなんて面白いと思いませんか。
先生曰く、「相手は優勢に立っているつもりがいつに間にか制圧されている」となるみたいです。
相手もびっくりするんですって。