紹介が遅くなりましたが5級合格しました(5月28日付け)。
おそらく昇級していく進度としては遅い方ほうだと思います。
しかし満足しています。
少林寺拳法を始めたこと、自分と向き合う時間(体が動くのか?現在の物覚えの良さは?日常から離れて集中する)が出来ていることに感謝です。
次々と新しい課題が出てきますので、仕事以外で「覚える」「対応する」「練習する」といった作業は新鮮です。
これからどんな昇級の経過をたどって成長していくのか?調べてみました。
昇級について
少林寺拳法には「武階」と「法階」という段階があって(厳密にいうと「僧階」という段階もあるらしいです)、よく言われる昇段・昇級は「武階」にあたるようです。
「武階」「法階」とは・・・
武階とは少林寺拳法の教と技法の取得度を表します。法階とは金剛禅の修行法に基づく修養度と教の実践度を表します。
「少林寺拳法の資格制度とWSKO講習会のガイドライン」P4
2021年5月28日 監修 SYOURINJI KENPO UNITY 発行 少林寺拳法世界連合(WSPO)
少林寺拳法では教育システムというものがあって、力愛不二の“教え”と自己確立・自他共楽を旨とする“技法”を中心とした、社会に役立つ人づくりの教育システムを考案して、拳禅一如の「少林寺拳法」を創始されています。
この「拳禅一如」の意味と漢字が私は好きですね。
黒帯を取ったらぜったいこの「拳禅一如」を帯に刺繡を入れます!!
ただ格闘技が強くなるためだけではなく、いわゆる精神修養という意味合いも大いにあると理解しています。
「鎮魂行」
具体的に何を精神修養としているかと言われれば、ほかの格闘技との違いが私にはわかりません。
しかし毎回の練習の時ではないですが、「鎮魂行」と言われる「道訓」の唱和と、座禅を組んで「調息」と言われる瞑想のような時間があることかなと。
鎮魂行とは・・・
真剣に修練に取り組むために心を集中させる時間のことです。
「道訓」と言われる「人のあり方」「自己を磨き、律し、人として正しく清浄な生き方に絶えず精進する」といった教訓をみんなで唱和して、言葉の意味を再確認する時間と理解しています。
もちろん実践できていない部分もありますし、そうはいっても・・・といった内容はあります。
しかし意味を心に留めて自問自答する機会になっています。
あとは少林寺拳法読本という入会時に頂いた教本を読んで、改めて「心得」とか「目的」を再確認する時間を持つことかと。
ということで、この教育システムの一環で今回5級に合格させて頂きました。
武階は10歳以上の拳士で6級から始まります。なのでほんと駆け出し。頂点は9段。
初段になると先ほどの「法階」があり、准拳士から正範士まであるようです。
「何かを得ながら上達し成長していく」これを楽しみたいと思います。
4級に向けて
さあ次に向けて始動しています。
単演基本法形 「天地拳第二系」
基本法形 仁王拳:上段攻防を中心とする法形
打上突(裏)打上突(表)、打上蹴(裏)打上蹴(表)
外受突(裏)外受突(表)、外受蹴(裏)外受蹴(表)
龍王拳:抜き手法を中心とした柔法防技の基本
突抜(外・内) 切抜(外・内)
龍華拳:手や腕を捕られた時の逆技、投げ技
片手送小手、送巻天秤
金剛拳:固め技や捕技
送り固
このように剛法の中でも上段攻防の突きと、柔法で掴まれた時の手首の抜き技、固め技を学んでいます。
もう覚えることに必死です。特に「抜き技」や「逆技」「投げ技」「固め技」が難しい!
そして覚えるために、技をかけてもらうんですが、とにかく痛い。 やたら痛い。
怖がりの私は痛くなりそうになったら早めのタップか、受け身を取りながら率先して倒れます!
これらの技は我慢したらほんとに関節が壊れる気がします。